とある1冊の絵本

自宅から程近い所に夜中までやってる本屋があるんですよね。

で、そこにフラッと立ち寄ったんですけど、そこで1冊の絵本が目に留まって。

手に取ってページをめくって行く。絵本だからものの数分で読み終わっちゃうんだけど、気付けばそのまま購入してました(゚ω゚)


『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』



何だかタイトル的にはあまり絵本らしくない気がするけど、内容的にはとっても温かい物語でした。


今回はネタバレを含みますので、内容を知らずに読みたい方はご注意下さい。


ネタバレOKな方はそのままお読み下さい











表紙に写っているのが主人公で、その後ろに大きく描かれているのは死神だそうです。

禍々しく大きな死神。突如として現れて、主人公に死刑宣告を告げる。

でも、この死神は主人公にこう言います。


「1通だけ手紙を書いて良い」


明日には現世と別れを告げる主人公への最後の手向け。

主人公は愛する奥さんへ手紙を書く事にしました。


本文中にはその奥さんへ向けた感謝の言葉がたくさん綴られてるんですよね。

普段、なかなか言えない感謝の言葉。そして、奥さんを愛しているんだって言う愛の言葉。


現実の世界でも、照れ臭くて言えないって言う方が多いと思います。
…ううん、照れ臭いだけならまだ良いけど、一緒に居る事が当たり前になって、気付けば感謝の気持ちや愛する気持ちを何処かに置いて来てしまった人、忘れてしまっている人もたくさん居るんじゃないかなって思う。

主人公は、死神に見守られながら、たくさんの言葉を紡いで、手紙にしたためます。
文字にして行く中で、きっと主人公は愛する奥さんと歩んで来た今までを思い出して、奥さんへの気持ちを再確認してるんだなって。

書き終わる頃には大粒の涙を零して、そんな愛する奥さんとまだ生きたいんだって心から願うんです。

ページをめくって行くと、不意に奥さんの絵が出て来るんだけど、優しく微笑む奥さんの絵が凄く温かくて、だけど何だか胸がキュッとする気がした。


そして、また死神は言います。


「その手紙を必ず奥さんに渡すように」


今まで言えなかった「ありがとう」も「ごめん」も「愛してる」も「幸せ」も、そう言った想いを全部手紙に詰め込んで。

最後は2人、涙ながらに抱き合って、死神はそれを見届けると何事も無かったようにその場を去って行くんですよ。

そして、主人公は明日も明後日も、その先も愛する家族と生きて行くって言うハッピー・エンドで幕を閉じます。



死神として描かれていたけど、本当は天使かなんかだったのかなぁーって。



この絵本、最後にメッセージを書き込めるページがあるんですよね。
普段、同じように言葉にして伝えて来なかった人達が、ここに想いを込めたメッセージをしたためて、それを絵本と一緒に愛する人に贈ってあげてねって言う作者さんの粋な計らいですね。


うちのお店の定期イベントで『L♡VEきゅんロイド』ってあるけど、俺は気持ちを言葉にして伝えるって、とっても大事だなって思ってます。

言霊(ことだま)って言って、昔から言葉には魂が宿るって言うけど、本当にそうだと思う。

使い方1つで、誰かの気持ちを温かくする事も出来れば、心を傷付ける凶器にも成り得る。


だから、俺は自分の言葉には責任を持ちたいし、出来る限り綺麗な言葉を使いたいなって思うんですよね。



…ん?何だか話しが逸れて来たな(笑)。こうやって話しが脱線して行って長く書いちゃうのは俺の悪い癖ですねε-(´∀`; )笑


絵本、掻い摘んでご紹介したけど、個人的には素敵な作品だと思いました。

このブログ、男性はあまり見てないと思うけど、出来たらこの絵本は世の男性に読んでみて欲しいですね( ´⚰︎` )




そんな感じでRayでした٩( 'ω' )و

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